インプラント治療のご案内

当院のインプラント治療について

治療経験豊富な歯周インプラント認定医が担当します

当院ではインプラント治療を副院長が担当します。慶應義塾大学医学部歯科口腔外科で6年間インプラントの基礎を学び、東京衛生病院にて5年間インプラント担当医として治療経験を積んでまいりました。
現在は当院以外でも都内インプラントセンターの嘱託医として勤務しております。
インプラント治療を行う歯科医師は、外科的な治療技術が必要であり、インプラントは歯肉や歯槽骨などの歯周組織に埋め込むものなので、歯周病に関する知識も必要不可欠です。歯がなくなったところだけを見て、インプラント治療のみ行っても、周囲の歯が歯周病であったり、噛み合わせの不良があると、インプラントは長持ちしません。インプラントを長く快適に使えるように、お口全体を見て、インプラントが周囲の歯とうまく調和するように治療を行ってまいります。

術前に十分な治療説明を行います

当院では、インプラント治療を行う前に、お口全体を検査して、インプラントが適しているか、他にその患者さんに合った治療の選択肢があるかなど十分に相談してから治療を行います。インプラント治療は他の治療法に比べメリットが多く優れた治療法ですが、人工的に作る歯のために噛み合わせや見た目など自然の歯には劣ります。また、生体の中に埋め込むものなので、永久的に問題なく使えるとは言い切れません。術前にインプラントのメリット・デメリットや他の治療法などについて十分に説明し、患者さん自身が望む治療を受けられるように努力致します。

歯周インプラント認定医について

インプラント周囲炎

インプラントが脱落してしまう最も多い原因はインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎はインプラントの歯周病で、インプラントの周囲の歯肉や骨に起きる炎症で、主な原因は歯周病菌です。
インプラントの清掃不良が原因ですが、周囲のご自分の歯の歯周病がコントロールされていない場合、インプラント周囲炎が発症する危険性が高いと言われています。

インプラント周囲炎を防ぐために

当院では歯周病のコントロールができていない場合、インプラント治療はおすすめ致しません。インプラント治療は骨の土台に新しい人工の根を植える治療なので、土台が悪かったり、歯周病菌などの周囲のリスクがあると、インプラントは長持ちしません。
インプラント治療を行う前に、歯周病の検査を行います。進行した歯周病が見られる場合、まず歯周病治療を行い、歯周病の病状が安定したらインプラント治療に進んでいきます。

学会認定医によるインプラント治療

当院では日本臨床歯周病学会認定の歯周インプラント認定医が治療を担当します。
歯周インプラント認定医とは、歯周病治療に関する専門的な知識や技術をインプラント治療にも応用できる歯科医師として認定されます。
歯周インプラント認定医は取得するために、様々な要件や試験に合格する必要があり、5年に1度更新しなければならないため、常に歯周病治療とインプラント治療の経験を積まなければ、資格を保有し続けられません。

歯がなくなったまま放置してはいけない

歯がなくなったまま放置すると 

噛み合わせが悪くなる

噛み合わせが弱くなり、残った歯に負担がかかります。右側左側で偏った噛み方になるので、片側の歯だけすり減ってしまい、顔の歪みが生じることがあります。

周囲の歯が動いてしまう

歯がなくなると、隣りの歯は傾いてきて、噛み合う歯は伸びてきます。


見た目が悪くなる

周囲の歯がなくなった部分に動いてしまうことによって、歯と歯の隙間が開いてきて、歯並びが悪くなります。

歯周病が進行する

歯並びが悪くなることによって、プラークの磨き残しが多くなり、噛み合わせの不調により歯に負担がかかり、歯周病が悪化していきます。

むし歯の進行、歯の破折

噛み合わせや歯並びが悪くなることによって、歯がかけてしまったり、むし歯が出来やすくなります。
 
歯を失うと周囲の歯に負担がかかり、そのまま放置すると、歯周病やむし歯が悪化し、最終的にすべての歯を失ってしまうことになります。

歯がないところ(欠損部)への治療

歯を失ったところへ新しく歯を補う治療として、義歯・ブリッジ・インプラントがあります

義歯

欠損部にプラスチックの人工の歯をはめ込む治療法です。外れないように周囲の歯を少し削り、そこに金属の鉤をはめ込みます。周囲の歯と接着しているわけではないので、取り外しが可能です。


ブリッジ

欠損部の両隣の歯を削り、つながった被せ物を両隣の歯に接着させて橋渡しする治療法です。取り外す必要がないため、義歯に比べ手入れが楽です。両隣にしっかりした歯がないと適応できません。両隣の歯を大きく削る必要があり、義歯、インプラントと比べると一番周囲の歯に負担をかけてしまいます。


インプラント

欠損部の骨の中に人工歯根を埋め込み、そこに歯の被せ物をする治療法です。周囲の歯を削らずに歯を補うことができるのが最大の利点です。直接骨と結合しているため、噛んだときの感覚が自分の歯に似ており、強く噛むことができます。骨の厚みが薄かったり、顎の神経が近い場合は適応できないこともあり、術前に詳しく検査する必要があります。



 

義歯(入れ歯)・ブリッジ・インプラントそれぞれの特長

義歯は安価で比較的簡単に作製できますが、見た目や噛む力が劣ります。ブリッジは義歯と比べると異物感が少ないですが、両隣りの歯に大きな負担がかかります。インプラントは噛む力、見た目に優れ、周囲の歯に全く負担をかけない利点があります。

義歯

入れ歯

義歯の利点

  • 骨が薄い場合や欠損歯が多い場合でも適応できる。
  • ブリッジに比べ歯を削る量が少ない。
  • 保険適応内のものなら安価で治療できる。

義歯の欠点

  • 鉤の金属が見えてしまい、見た目が悪い。
  • 義歯の下の歯肉が擦れ、痛みが生じることがある。
  • 鉤をかける歯を削る必要がある。
  • 装着感が悪い。(がたつく、異物感が強い)
  • 義歯の周りに食べかすがたまりやすく、周囲の歯がむし歯・歯周病になりやすい。
  • 毎食後取り外して洗う必要がある。
  • 噛む力が弱い。
  • 保険適応内の義歯では、バネや義歯自体が破損しやすい。
  • 義歯の下の歯肉が痩せてくるので、何度か調整が必要。

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジの利点

  • 取り外して手入れする必要がない
  • 保険適応内のものなら安価で治療できる。
  • 隣りの歯と接着させるので、がたつきがない。

ブリッジの欠点

  • 隣りの歯を大きく削る必要がある。
  • 保険適応内のものだと金属の歯になり、見た目が悪い。
  • 隣りの歯に負担がかかる。
  • 欠損部の大きさによっては適応できないことがある。
  • 簡単に取り外すことができないので、隣りの歯がむし歯になった場合、ブリッジをすべて壊して外さないといけない。

インプラント

インプラント

インプラントの利点

  • 周囲の歯に全く負担をかけないで歯を補える。
  • 見た目が自然。
  • ガタつかない。
  • 噛む力が自分の歯に近い。
  • 自分で取り外しをする手間がない。

インプラントの欠点

  • 健康保険適応外なので費用が高価。
  • 骨が薄い場合、適応出来ないことがある。
  • 治療期間が比較的長い。

 

  インプラント ブリッジ 義歯
噛む力 ×
見た目 ×
審美修復の場合は○
×
装着感 ×
清掃性 × ×
周囲の歯への影響

×

費用

×


保険適応内の材質の場合


保険適応内の材質の場合 

実際のインプラント・ブリッジ・義歯 治療法比較

左上の奥歯が1本欠損している場合

歯の欠損

ブリッジを選択した場合

ブリッジ 金属


欠損部の両隣りの歯を削り、金属の歯が入り、見た目が悪い。両隣りの歯に負担がかかるため、将来的に周囲の歯の歯周病などの不安が残る。

インプラントを選択した場合

インプラント


両隣りの歯を削らずに歯が入り、見た目が良好。周囲の歯に全く負担をかけない。
 

左上奥歯3本が欠損している場合

歯の欠損

義歯を選択した場合

入れ歯

バネが目立つ、装置ががたつく、取り外しの手間がかかる。バネのかかる歯に負担が増し、周囲の歯の早期脱落の原因となる。

インプラントを選択した場合

インプラント

バネがなく見た目が良い、よく噛める、取り外しの手間がない。周囲の歯の負担を軽減し守ることができる。

インプラントとは

構造

基本的に骨の中に埋め込むフィクスチャー部と、その上にネジで装着し支台となるアバットメント、その上に装着する被せ物で構成されています。

インプラントの構造

フィクスチャー

フィクスチャーは体になじみやすいチタンでできており、周囲の骨と結合するように、表面に特殊なコーティングを施してあります。フィクスチャーは骨と強固にくっついており、簡単にがたついたり抜けてしまうことはありません。インプラントの手術とは、通常、フィクスチャーを骨の中に埋め込む処置のことを言います。

インプラント

アバットメント

フィクスチャーの上にネジで固定し、被せ物の土台となります。非常に精密に適合するネジで締めるため、フィクスチャーと強く連結されます。アバットメントは歯肉と接するので、生体親和性の高いチタンの材料のものが多く、アレルギーなどの心配はありません。

被せ物

アバットメントの上に被せる歯の形をしたクラウンです。被せ物をくっつける方法として、ネジで固定する方法とセメントで固定する方法の2種類があります。材質は見た目の良い白い被せ物や金属の被せ物など色々と選択することができます。

インプラント治療の流れ

問診

全身状態の問診を行い、現在の体調を伺います。インプラントは体に埋め込むものですから、お体の状態によっては手術してもうまくいかないこともあります。そのような事が起きないように、しっかりとチェックを行い、適応出来ない場合は、他の治療法をご提案していきます。

検査

歯周病やむし歯の検査や噛み合わせのチェックを行います。

歯の検査

歯周病やむし歯の治療

インプラント手術を行う際に、周囲の歯に進行した歯周病が存在すると、手術の成功率が下がると報告されています。インプラント治療を開始する前に、歯周病治療やむし歯治療をしっかりと行い、なるべく口の中の細菌を少なくすることは非常に重要なことです。

CT撮影

インプラント手術を行う前に、CTを撮影し、骨の厚みや形、神経までの距離などを細かく分析します。通常のレントゲンでは2次元の情報しかなく、正確な診断ができません。当院ではインプラント治療を行うすべての方にCTの撮影をおすすめしております。
歯のCT

コンサルテーション

以上の検査を踏まえて、インプラント治療が適応出来る場合、インプラント手術の方法、リスク、費用など詳しく説明致します。また、インプラント以外の治療法についてもお話し致します。患者さん自身が自分に合った治療法を選択していただけるよう、しっかりとコンサルテーションを重ねていきます。

インプラント埋入手術

歯の治療でよく使われる局所麻酔(部分麻酔)で行います。手術中は麻酔していますので痛みはありません。手術の時間は埋入するインプラントの本数にもよりますが、20~60分程度です。手術後は麻酔がきれたら、食事は可能ですし、デスクワーク程度でしたら仕事も可能です。手術後は腫れや痛み、内出血が生じることがあります。これは手術に対する体の反応ですので、大きく腫れる方もいますが全く腫れない方もいらっしゃいます。痛みや腫れが早く治るように抗生物質や鎮痛剤をお出しします。

インプラント手術

型取り

インプラント埋入後約2~3ヶ月待ち、インプラントが周囲の骨と結合したら、インプラントの位置を型取りします。
上部構造装着
型取りに合わせてインプラントに装着するアバットメントと被せ物を作製してきます。これを口の中で調整、装着します。

インプラントの構造

メインテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、インプラント周囲の良好な衛生状態や均等な噛み合わせが重要です。噛み合わせは日々変化しており、インプラントに偏った力が加わってしまうことがあります。また、インプラント周囲の清掃状態が悪いと、磨き残しのプラークが歯石やバイオフィルムに変化し、歯周病のように周囲の歯肉や骨の破壊が生じてしまいます。これらを予防するために、6ヶ月に1度はメインテナンスを行い、レントゲンによる検査、噛み合わせの検査、歯周病の検査などを行い、インプラントのチェックを行います。また、プロフェッショナルクリーニングを行い、インプラントに付着した歯石やバイオフィルムを除去いたします。

インプラントの成功率 寿命

インプラントの成功率は?

インプラントの成功率は95%程度です。最近のインプラントの表面性状の進化により、昔に比べ高い成功率になってきています。一方で、インプラントは体の中に埋め込むものなので、稀に骨とくっつかず脱落してしまうこともあります。成功率を下げる要因として以下の事が考えられます。

歯周病

周囲の歯に進行した歯周病があると、埋入したインプラントに歯周病菌が付着し、インプラントの脱落の原因となります。

喫煙

歯肉の血流が悪くなるため、治療に対する反応が悪く、成功率が10%以上低下すると言われています。

糖尿病

血糖コントロールされていない重度の糖尿病の場合、手術後の炎症が治りにくく、細菌感染を起こしやすいため、手術を延期する必要があります。

歯ぎしり

歯ぎしりによってインプラントに過剰な力が常に加わると、インプラント周囲の骨の破壊が起こります。歯ぎしりが疑われる場合、睡眠時にナイトガードの装着を行う必要があります。

インプラントの寿命は?

しっかりとメインテナンスを行い、上記のリスクファクターがなければ、ほとんどのインプラントが10年以上問題なく機能させることが可能です。
しかし、何もケアをしないで永久的に使えるわけでもありません。インプラントを入れた当時は問題なくても、数年後に周囲の歯の歯周病が進行して、そのまま放置して周囲の歯がぐらついたり、脱落したりしてしまうと、相対的にインプラントに加わる荷重が増えたり、インプラントに歯周病原菌が住み着いてしまい、インプラント周囲炎を起こす場合もあります。
インプラントを長持ちさせるために、日々のブラッシング、定期的な口の中全体のメインテナンスが重要です。

インプラント治療の費用

インプラント治療は健康保険適応外ですので、自費治療となります。当院のインプラント治療料金についてご説明致します。

必ず必要な処置費用

インプラント埋入手術  1本 ¥226,800
インプラント上部構造費 以下の中から選択

  • メタルセラミッククラウン 1歯 ¥151,200
  • ハイブリッドセラミック前装冠 1歯 ¥118,800
  • ゴールドクラウン 1歯 ¥129,600
  • パラジウムクラウン 1歯 ¥97,200

場合によって必要となる処置費用

  • GBR、ソケットリフト 1手術 ¥54,000
    ※インプラント埋入するには骨が薄くて適応出来ない場合に、周囲の骨や人工骨を移植する処置です。
  • テンポラリークラウン ¥21,600
        ※前歯など治療中に歯がないと見た目が悪い場合に、一時的に入れる仮歯です。
  • CT撮影費 約2万円(提携CT撮影施設でのお支払い)
  • 周囲の歯のむし歯・歯周病などの治療費

実際の治療費例

インプラントを1本埋入し、上部構造ハイブリッドセラミック前装冠を装着した場合。

インプラント埋入手術¥226,800+インプラント上部構造費¥118,800=インプラント治療費合計¥345,600

 
※記載の治療費は税込みです。
※必要となる処置は状況によって変わってきます。実際に必要な治療費に関しては治療開始前にご説明致します。

歯周病とインプラント

インプラントが歯周病で弱った歯を守る

歯周病に罹患した歯は、支えとなる周囲の骨や歯肉が下がってしまい、健全な歯に比べて噛み合わせなどの圧力に弱くなっています。もし、歯がなくなってその欠損部に義歯やブリッジなどの治療が必要となった場合、歯周病で弱ってしまった歯に、義歯の針金がかかったり、ブリッジの支台にしたりすると、十分に機能を果たすことができず、負担がかかり歯周病が悪化してしまうおそれがあります。
そのような場合、欠損部の骨に直接埋め込むインプラントは、周囲の歯周病で弱った歯に対する負担をやわらげ、噛み合わせや見た目も改善させることができます。

歯周病をしっかりコントロールしないとインプラント治療が失敗する

インプラントを埋入する際に、周囲の歯に治療されていない歯周病があると、歯周病細菌が流れだしてインプラントに付着して、インプラントの早期脱落の原因となることが知られています。そのため、インプラント埋入手術を行う前に口腔内から歯周病細菌を可能なかぎり減らしておく必要があります。

重度の歯周病の場合、インプラントが適応できないことが多い

重度の歯周病で歯の周りの骨の崩壊が著しい場合、その歯を抜歯しても骨の量が少ないため、インプラントが適応できないことがあります。また、重度の歯周病の場合、喫煙や歯ぎしりなどの歯周病リスクファクターが存在することが多く、インプラントの適応の可否をしっかりと見極めないといけません。

しっかりと歯周病を治療してから行えば、インプラント治療は成功し、歯周病も安定する

インプラント治療前にしっかりと歯周病治療を行い、なるべく歯周病の原因やリスクファクターを取り除くことによって、歯周病の病状が安定すれば、インプラント治療は問題なく行えます。インプラントがしっかりと噛めれば、周囲の歯周病で弱った歯の負担が軽減して、歯周病の経過も良くなっていきます。

インプラントの利点 メリット

噛む力が自分の歯に近い

インプラントは骨に直接くっついて機能するため、噛んだ感じが自分の歯と似ています。食べ物を噛み砕く感覚が骨に伝わるので噛みごたえがあり、食事がおいしく感じます。

周囲の歯に負担をかけない

ブリッジは両隣りの歯を大きく削り固定するため、周囲の歯に強い負担をかけてしまいます。入れ歯は周囲の歯に針金をかけて固定するため、バネがかかる歯に負担が増え、また、入れ歯の噛む力は弱いために入れ歯以外の周囲の自分の歯に相対的に噛み合わせが加わり、結果的に周囲の歯の寿命を短くしてしまいます。
インプラントは欠損した歯の部分の骨に埋め込み機能するため、周囲の歯には全く迷惑をかけずに歯を補うことができます。また、入れ歯やブリッジと比べて噛む力が強いので、インプラントで強く噛むことができ、噛み合わせの力が分散することによって、周囲の歯の負担を和らげることができます。ぐらついている歯の隣りにインプラントが入ることによって、ぐらつきが軽減することもあります。

骨の吸収を防ぐことができる

歯の周囲には歯槽骨という骨があり、歯を支えています。歯がなくなると骨は吸収して薄くなっていきます。入れ歯は歯の欠損した部分の歯肉に乗せて使いますが、歯肉の下の骨が吸収してしまい薄い状態だと、入れ歯の安定が損なわれます。顎の骨の厚みがないと、入れ歯が乗っかる土手がないために入れ歯が動きやすく噛みづらくなります。
骨は機能しなくなると退縮し吸収していきます。インプラントは骨に直接結合して機能するため、噛む力が骨に伝わるため、周囲の骨の吸収を抑えることができます。

顎の厚み

見た目がきれい

インプラントは周囲の歯を削らずに欠損部のみを修復するため、他の治療と比べ見た目が自然になります。

手入れが楽である

入れ歯は毎食後に外して洗浄する必要があります。外出先などでは外すことができなかったり、面倒で手入れを怠ると周囲の歯のむし歯・歯周病のリスクが高まります。インプラントは固定しているため自分で取り外す手間がありません。
※取り外す必要がなくても、歯と同様にブラッシングが必要です。

装着感がいい

インプラントは骨と直接結合しているため、入れ歯のようにがたついたりせずに機能します。入れ歯は安定させるために床を大きくして歯肉との接触する面積を大きくするため、異物感が強く、食事がおいしく感じられなくなります。インプラントは自分の歯に近い大きさで入れることができ(義歯固定タイプのインプラントは除く)、がたつかないため、装着後も違和感が少ないです。

修理・再作製することが少ない

入れ歯は破損しやすく、また骨の吸収による適合不良が起きやすく、何度か修理や再作成が必要となります。ブリッジは被せた歯にむし歯が出来た場合、装置全てを外して作り直さないといけません。インプラントはむし歯になることはなく、装置が破損することも少ないため修理、再治療することはほとんどありません。もし上部構造やアバットメントの破損が生じた際は、インプラントのフィクスチャーに異常がなければ、上部構造の作製のみでフィクスチャー埋入の再手術は必要ありません。

インプラントの欠点 デメリット

「自分の周りでインプラントをやった人がいるが、あまりいい噂を聞かない」、「テレビでネガティブな事が言われていた」などインプラントは良くないものと思われている方もいます。それは非常に残念な事で、治療選択の前からこのようなイメージをもってしまうと、インプラントが適応できる場合でもブリッジを選択され、周囲の自分のきれいな歯を削ってしまい負担をかけてしまう事になります。インプラント治療は他の治療法と比較して利点が多く優れた治療法です。しかし欠点もあります。欠点や注意しなければならないことを知らずに治療を進めてしまうと、ご自身の納得のいく治療とならないことがあります。インプラントの欠点について挙げてみます。

治療期間が比較的長い

インプラント治療はインプラント手術の日に完成した歯が入るわけではありません。インプラントを埋入した後、通常2ヶ月程インプラントが骨と馴染むまで待機して、それから被せ物を作っていきます。骨がやわらかくインプラントが骨と強固に結合するまで時間がかかる場合は、3ヶ月以上待機することもあります。待機する間は特に治療の必要はありませんが、インプラント手術から噛める歯が入るまで約3ヶ月かかると考えていただいたほうがいいでしょう。

埋入手術を行う必要がある

インプラントを骨に埋め込む手術が必要です。局部麻酔をして行いますので、骨にドリルで穴を開けると思うと、とても怖く感じると思いますが、痛みはなく、手術時間も20分~60分程度で終わります。歯の神経を取る治療や抜歯よりも楽と感じる患者さんがほとんどです。
ただ、体に対してダメージを与えているため、手術の大きさや部位によっては術後に以下の症状が出ることがあります。

  • 腫れ:2~4日間程度腫れ、その後治ってきます。
  • 痛み:鈍痛を感じることがありますが、鎮痛剤を飲めば治まってきます。
  • 出血:体調や血圧によっては術後1日、微量の出血が生じることがあります。
  • 内出血:稀に術後に内出血が生じ、顎の皮膚が紫や黄色に変色することがあります。1~2週間で消失します。

これらの症状が起きないことのほうが多いですが、体の反応ですので、完全に予防することはできません。ただ、抗生物質や鎮痛剤などである程度症状を抑えることができます。

神経鈍麻・麻痺が起きる可能性がある

神経鈍麻とは神経が傷ついて感覚が鈍くなることをいいます。下顎の奥歯の骨の中には下歯槽神経が走っています。この神経は感覚神経というもので、皮膚に触れたときの感覚を脳に伝える神経です。下歯槽神経は下唇から下顎にかけての感覚を感じる神経で、下歯槽神経が損傷すると損傷した側の下唇付近の感覚が鈍くなってしまいます。神経損傷が治れば感覚が回復しますが、神経組織の回復は皮膚などと違って遅いため、長期間神経鈍麻が残ることがあります。
下歯槽神経はレントゲンで位置がわかりますが、一般的な歯科のレントゲンでは正確な位置がわからないため、歯科用CTを撮影して3次元的に検査して神経の走行位置、大きさを確認する必要があります。実際の神経の位置から十分に離した位置にインプラントを埋入すれば、神経損傷は起こりません。CT検査によって神経損傷の危険性が高い場合はインプラント治療以外の治療法をお薦め致します。
術前にしっかりと検査を行うことによって、神経鈍麻、麻痺は防ぐことができます。

自分の歯には噛む力が劣る

歯は骨と直接くっついているわけではなく、歯根膜という膜を介して骨とくっついています。そのため、歯に力が加わると歯根膜がクッションとなり、少し歯が動きます。一方、インプラントは骨と結合しているため、噛んだり揺さぶっても動きません。そのため、自分の歯と噛んだ感触が少し異なります。インプラントは入れ歯やブリッジと比べると噛む力はとても優れていますが、自分の歯には劣ります。

インプラントと歯の違い

ネジがゆるむことがある

インプラントは骨と結合していますが、インプラントとアバットメントはネジで締めて固定しています。上部構造を装着するときに専用の器具で強固にネジを締めるため、ネジがゆるむことは少ないですが、噛み合わせがインプラントに集中した状態が長期間続くとネジがゆるむことがあります。再度ネジを締め直せば、問題ないですが、ネジがゆるんだまま放置するとネジの破折やインプラント周囲の炎症が生じる危険性があるため、定期健診で早期発見、調整が大切です。

インプラント周囲炎

インプラントも歯と同様に歯周病になります。インプラント周囲の清掃が不良で長期間細菌が付着すると、インプラント周囲の歯肉や骨が炎症を起こします。インプラント周囲炎の原因は歯周病と同じ細菌ですが、リスクファクターとして喫煙、噛み合わせ不良、糖尿病などが考えられます。周囲の歯の歯周病のコントロールが悪いと口腔内に細菌が増え、インプラント周囲炎の危険性が高くなるため、インプラント手術前はもちろん治療終了後も定期的にお口全体の歯周病ケアが重要となります。

 

診療時間                          

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前田歯科医院